CFTとは、Concrete Filled Steel Tube(コンクリート充填鋼管)の略称です。文字通り、鋼管にコンクリートを充填した構造で、主に柱に適用する構造のことをCFT構造といいます。
鋼とコンクリートの特性を生かしたハイブリッド構造で、従来からあるS造、RC造、SRC造に次ぐ第4の構造として近年注目されています。
多層階倉庫の通用例(物流センター)
鋼管と充填コンクリートの相互拘束効果(コンファインド効果)
により、軸圧縮耐力、曲げ耐力、せん断耐力、変形性能が向上し、S造、RC造に比べ小さな断面が可能です。
S造、RC造に比べて柱断面が小さく、耐火被覆の軽減または省略が可能であるため有効床面積を広く確保できます。
CFT工法における高度な技術の取得・維持・向上を目的に、一般社団法人新都市ハウジング協会監修のもと、実物大試験による施工実験を実施し施工認定を受けています。
実物大試験体
コンクリートの品質確認
(株)住友林業筑波研究所 新研究棟建築工事 木造3F : 2,532.40㎡